会員各社
赤ちゃん基準の優しさと安全性
「想う心」で住まう人たちの幸せを追求
コーベベビー株式会社
関西地区と東海地区を中心に、広島から山梨、静岡まで幅広い自社ルートを持ち、それぞれのエリアで地域密着のリネンサービス業を展開する「コーベベビー株式会社」。設立は昭和32年9月、先々代に当たる創業者の荒巻良一が、日本で初めて赤ちゃんの貸おむつを事業として立ち上げました。当時は赤ちゃんが生まれたら布おむつを各家庭で手縫いし、洗って干してと、家事の延長で行うのが当たり前だった時代です。そんな中、赤ちゃんのための貸おむつ事業は、今でいうところのベンチャービジネスであり、誰もやったことのないチャレンジでした。それから60年余り、現在は一般家庭だけでなく、病院や施設に向けた成人用の貸おむつのほか、あらゆる「洗える繊維」を対象に、自社の大型クリーニング工場を持つ強みを生かし、皆様の要望に応えつつ、当てられる人の心地よさを第一に、当てる人の利便性や機能性をも追求してお届けしています。
「想う心と洗う技術で、縁ある地域の毎日に安心・時間・笑顔をお届けします」。現社長である3代目の荒巻道洋が掲げたモットーには、このリネンサプライ業を通じて、働く私たちとその地域に住む身近な人たちを「便利にしたい」という想いが込められています。まず安全で安心できる品質を前提に、あらゆる洗濯物をリース化してお引き受けすることで、家事や専門職に専念していただく時間を生み出します。この時間の有効活用がそれぞれの心のゆとりとなり、笑顔で過ごせる毎日につながると考えているからです。各地域に自社配送ルートを張り巡らせているのも、身近な人たちに「安心」と「時間」と「笑顔」を届けるため。全国12支店・営業所のある地域はもちろん、近隣の市町村もエリアとし、納品から回収まで一貫して専属の担当者が務めています。雨の日も風の日も、いつもの顔がいつも通りに来る安心…これも自社ルートを持つ強みであり、ご近所さんを訪ねる笑顔のやりとりが長年の信頼につながっています。
一日にお届け・回収するサービス対象品は、布おむつや衣服、タオル、おしぼりから、看護師や介護士の白衣や業務用ユニフォーム、施設等のカーテンまで、平均45万点にものぼります。お届け・回収先は、一般家庭のほか、産婦人科や助産院、保育園、病院や診療所、介護福祉施設や障がい者支援施設などさまざま。どの商品にも、赤ちゃんの敏感な肌に合わせた厳しい品質基準を適用し、誰もが気持ち良く使えるリネン類を届けています。洗浄・乾燥の衛生基準は、厚生労働省が定めるものよりも厳しく自社の数値を設定。洗浄には人の肌と環境に配慮した天然素材ベースのものを使用し、乾燥では医療現場等の要望に応じて高圧減菌機械による減菌処理も行っています。品質の徹底管理のため、検品と仕上げは、ベテランの職人による目と手を導入。機械では見つけることができないかすかな汚れやシミ、毛羽立ち等も見逃しません。どの商品も直接人の肌に触れるものだからこそ、衛生的で安全性が高く、さらに風合いにまでこだわりながら、すべての人に心地よくお使いいただくために、一点一点愛情を込めて丁寧にお届けしています。
荒巻社長は「布おむつをはじめとする綿製品は“気持ちの良い素材”として、日本人のDNAに刻み込まれているものです。当社でも60年以上、ほとんど宣伝をしていないにも関わらず“生まれた赤ちゃんのために使いたい”との問い合わせが今も変わらずにあり、布おむつの需要が途切れることはありません。昭和50年代以降、紙おむつの台頭もあり、減少傾向にある布おむつですが、日本人の綿製品に対する信頼は今も健在。肌触りが良く、通気性や吸水性に優れた綿素材の“肌になじむ感覚”を大切にしながら、多くの人にその素晴らしさを再認識していただき、伝えていくことも重要だと思っています」と話します。また一方で、自社配送システムに最新のIT技術を導入。「今まで専属のルート担当者が、それぞれの病院や施設等に、過不足のないよう在庫管理を請け負っていましたが、これからはそれらを数値化して見える化。各病院や施設ごとに日々のデータを蓄積し、必要な時期に必要なものを最速・最短でお届け・提案できるシステムの構築を目指します」と荒巻社長。お客様にとって最適なリネンサイクルをコントロールすることで、スピードと利便性を高めていきます。
さらに久御山工場(京都)、八幡工場(京都)、東海工場(愛知)と、最新・最善の工場ラインを追求するためにリフォームと機能性の変更を行っています。さらに、働く人にとっても気持ちの良い環境を提供するため、食堂やトイレ、水周りなどを一新。女性も男性も、またベテランのシニア層にも働きやすい、安全で綺麗な環境づくりに努めています。併せて、職場の徹底した衛生管理で、菌等を持ち込まず・移さず・持ち帰らずの3原則を機能面から保持させています。地域社会の一員であり、働くスタッフみんなも地域で暮らす住民の一人。毎日に「安心」と「時間」と「笑顔」を届けられる会社であり続けたいと考えています。社訓にある「四方良し」の精神は、地域社会や日本・世界全体、さらには地球規模で良くなっていけるように心がけることを意味しています。その始まりとして、まずは私たちのそばにいる身近な人たちから。すべての人やものに対する細やかな心配りと、相手の立場に立って物事を考える基本的な気持ちを大切に、今いる身近な人たちの幸せに貢献し続けます。
基本情報
会社名 | コーベベビー株式会社 |
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代表者 | 荒巻道洋 |
創業 | 昭和33年 |
設立 | 昭和32年 |
資本金 | 5,000万円 |
従業員 | 435名(令和2年現在) |
所在地 | 〒658-0053 神戸市東灘区住吉宮町2丁目19-21 |
電話番号 | 078-854-3011 |
FAX番号 | 078-854-3050 |
ホームページ | http://www.kobe-baby.co.jp/ |